コストコの魅力が分からない。

 突然ですが、私の県にはコストコがありません。お隣の県にはあります。なので、コストコ好きの同僚はこのコロナ禍においては県跨ぎの移動が出来ず、非常にストレスを溜めておったとです。ですが感染状況も一段落ついたという事で遠出が解禁となり、監禁生活から解放された同僚は早速狩りに出掛けたらしく、「行ってきた!楽しかった!」とパンをお裾分けして下さいました。あの大袋にガッサ―――っと大量に入ってるヤツですね。


 私も過去に2度程この同僚に連れられてコストコに行った事がありますが、どうにもこうにもなんかダメ。私はコストコは好きになれませんでした。…ので、以降は誘われてもお断りしております。そもそも2人暮らしの家庭に大容量サイズの商品なんて買った所で持て余すってのもあるんですが、あの高圧的なまでの物!物!物!の空間が気持ち悪くて仕方ないのです…。よくTVで「テーマパークみたいで楽しい!」みたいに紹介されていましたけど、テーマパークはテーマパークでも、あれは一種のホラーハウスだよな…と私は思っちょります。


 あれだけ大量の物を人間が消費しているってのが気持ち悪いし、消費する以上に生み出しているってのも気持ち悪いし、何か人間の強欲な部分が濃縮されている様な感じで「怖い」と思いこそすれ「楽しい」とはとても思えんとです…。


 そんなこんなで、私が前回コストコに行ったのはもう3年位前になりますが、その時に「折角連れてきてもらった訳だし、何か1つくらいは買わなきゃな…」と思ってミルクタイプの大容量ワセリン3個パックを買ったのです。…が、如何せん風呂上りに体に何かを塗りたくるとゆー習慣が母にも私にもないため、たま~に思い出しだ様に使うという有様で、未だに1本も消費できず、今ではヘアワックス替わりに髪に付けてる私なのでした。(これが中々使い勝手が良いのです。よく伸びるし、キープ力あるし。ワセリンが髪に良いかどうかは知らんけど)


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