若人にかつての自分を見る。

 今日バイトに行きましたら、フロントエントランスのレイアウトがガラッと変わっていました。聞けば去年入社の新人君が昼間にせっせと配置替えしたのだそうだ。それは別に良いのですが、しかしその後職場の責任者であるマネージャーが戻ってきた時、『え、何コレ聞いてないんだけど』って事になっちゃいまして。

 おいおいおい〜、許可取ってなかったんか〜い!…ですよ😖


 マネージャーは、「有難いし、助かるけど事前に相談してほしい」とやんわり新人君を諌めました。そりゃそうだ。で、そこで新人君もまず一言詫びを入れれば良かったのですが、「でもあそこにアレがあるとジャマじゃないすか?」とか「あの配線が見苦しくて嫌なんです!」と、押しの一手で一歩も引きません。普段温厚なマネージャーも、次第に苛立ってくるのが解ります。結局解決をみないまま、マネージャーは諸用の為退社してしまい、一部始終を見ていた私が新人君をフォローせざるを得なくなりました。

 私はまず、職場の改善を計ろうとした新人君の心意気を褒め、その上で何かしようとする時はまず上司に相談するのが基本ですよと言いました。しかし新人君は納得出来ない様子。上に言っても何も変わらないという思いがある様です。うんうん。解りますよ。大体どこの職場だってそんなモンですから。とゆーか、私も昔はそんな風に考えて行動してガツンと怒られて、なのにそれに対して「私の方が正しいのに何なんだよ!」とか憤ってましたからね。経験者だから解ります。そして彼が今私に対して「事なかれ主義の日和見野郎が」…的な事を思ってるんだろうなってのも何となく透けて見えます。自分がそう思ってましたから。

 だから今、幾ら言葉を尽くしたとて彼がちゃんと理解してくれるのは早くて数年、遅くてン十年後の事でしょう。


 今日の彼は過去の私。そして今の私はかつて私に注意してくれた先輩方。そう思うと偉そうに説教たれてる自分が恥ずかしくもあるのですが、人生の先輩達も「自分もそうだったんだよな~」とか思いながら私に説教してたんだなと思うと、こーゆーのって順番なんだねぇ…と思います。


 まあとにかく頑張れ新人君!心意気は立派だ!

×

非ログインユーザーとして返信する