ギリギリの客

 ここにきてグイグイ展開が加速してきたブラッシュアップライフ。一日一度は鑑賞しないと落ち着かない日々を送るなんて誰が予測できたでしょう。…てな位どハマリしてて、今も明日の夜の放送が楽しみでなりません。


 さて、いつの間にやら日々は過ぎそろそろ春の気配。先月までは夕方5時といったら辺りは真っ暗であったのに、今はまだまだ明るくて移ろいゆく季節の早さにビックリします。そしてこの季節の変わり目に現れ始めるのが「ギリギリの客」。  

 私の勤めているお店は閉店時間が夕方5時なのですが、冬場は4時過ぎ辺りからパッタリ途絶える客足が、この頃になると中年のオシッコの様に止まりそうで止まらない感じになります。まあお客様からしたら、外はまだまだ明るいのにもう閉店!?って感じなのでしょうな。逆の立場だったら私だってそう思います。ですが閉店時間は閉店時間。あまりにギリギリ入店のお客様には「5時で閉店となりますのでよろしくお願いします」と声掛けはさせて頂くのですが、「はいはい」と返事をしつつ、時間内に入店したんだから問題ナシ!とばかりにゆったりお買い物されるお客様ってのか一定数いましてね。もちろん追い立てる様なマネはしませんし、お会計の際も笑顔で対応致します…が所詮私は一周目(推定)の女ですからね、隠しきれないイライラが、眉尻の辺りから漏れてんのが自分でもわかります(笑)いやホント未熟未熟。以前はこの未熟さに自己嫌悪に陥ったりもしたのですが、今じゃ「だって一周目だからさ〜」と反省もしない有様です。


 ギリギリの客はバイト先にもいます。バイト先は夜10時が閉店時間なのですがギリギリの客は10時を過ぎないと帰ってくれません。閉店後は館内清掃があるので「せめて10時5分前位には帰ってくれよ〜」と毎回思うのですが、これも声に出して言う訳にはいかないので、最近は蛍の光を規定の音量以上の爆音で流してやるとゆー、小者感たっぷりの訴え方をしています。効果は全然ないですけど。で、ここでもまたビミョーに不機嫌感のある笑顔で「ありがとうございました」を言う流れになるのですが、人生一周目だから仕方ないじゃないか!


 …てな訳で、徳を積むとは真逆のことばからしている私は、例え今死んだとしても二周目のやり直しはさせてもらえないんだろな〜なんて事ばかり考えてニヤニヤしておるのです。 


 きっと今、日本中にこんな人いっぱい、いる。

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