夜間電力で豆を煮る。

 食べたい気持ちと光熱費。この2つの間で揺れ動く日がこようとは。


 先週、ずっと観たかった映画「きのう何食べた?」を観てきたのですが、作中で出てきた【黒豆の煮豆】がなんとも美味しそうで、思わず自分でも作ってしまいましたよ。
 しかし黒豆に限らず煮豆系はまず豆を戻さなきゃいけないし、そこから長時間煮なきゃいけないし…で、料理としては単純な割に手間暇+光熱費がかかるんですよね…。だから自分で豆を煮るなんて正月のお節の時位。手間暇はかけられても、光熱費の壁に阻まれて中々作るに至らない料理、それが煮豆。
 特に今月に入ってからはエアコンをほぼ毎日つけているからそれだけでも電気代が跳ね上がるのは必至です。それなのに数時間煮っぱなしのお豆さんの電気代なんてどう捻出したらいいんだ!(我が家のコンロはIH)


        A:電気代が安くなる夜中に煮ればいいのよ。


 我が家の電気料金プランは夜8時~翌朝8時までが夜間電力として日中より安くなっているので、洗濯とか充電とかはこの時間帯にする様にしているんですけど、だったら煮込み料理だってこの時間にすれば少しは節約になりますもんね。
 てな訳で、今回は食欲が光熱費に勝りました。夜8時に煮込み開始するとして、それまでに豆を戻そうと思ったらお昼には豆を水に浸けなくてはなりません。仕事が昼休みに入った途端にガっと豆を買って、ダッと家に帰って、飯を食うより先に豆を洗って調味液に浸けて(作中のレシピは水じゃなく煮立てた調味液に浸けて豆を戻すのです)…と食欲に突き動かされた人間の行動力には我ながらビックリです。 そして待ちに待った夜8時。まずは強火で煮立てて豆のアクをとります。で、アクを取り切ったらそこから弱火で8時間の煮込みです。レシピ通りに作るなら出来上がりは明け方近くです。10時位までは火のそばにいましたけど、ウチのコンロは火をかけっぱにしても1時間で自動的に消えるので、後は1時間毎に台所に降りてコンロを付けなおす…を繰り返えせばいいかと自室に引き上げましたが、12時位でお豆は充分柔らかくなりました。レシピより随分早いので念の為2時まで煮て終了にしましたけど、全然問題ない仕上がりでした。多分12時で火を止めても大丈夫だったんじゃないかな。で、今朝早速頂いたんですけど、シワも寄らずふっくら柔らかく煮上がってるし、焦げ付いた子もいないし、今までのウチの煮豆より甘さも控えめだし、大満足の出来でした。実際の煮込み時間も短くすんだし、これからウチの煮豆はこのレシピと夜間電力で作ろうと思います!


にほんブログ村 ライフスタイルブログ 40代おひとりさまへ
にほんブログ村

×

非ログインユーザーとして返信する